耳をひらく、静かな時間(音のワークショップ)@ひなた村

 

梅雨が明けた7月19日。町田市青少年施設ひなた村で「第14回子どもも大人も遊びも 町田展」(主催:NPO法人町田市レクリエーション連盟 後援:町田市)が開催され、代表のササマユウコが町田市在住ということで、「音のワークショップ」(サウンド・エデュケーション)の講師としてお声をかけて頂きました。


この日は最高気温36度の真夏日となりましたが、ひなた村全体を使っての野外中心のイベントは、例年通り近隣の子どもたちや親子連れで賑わい、述べ2000人近い参加者となりました。

そうした中、実験的な参加でもあった「音のワークショップ」は、施設内の和室を使ってみんなで「静かな時間」を過ごしました。参加者は未就学児童(2歳児)から小学校低学年を中心に午前/午後で50名程度。窓を開けて森の音をきいたり、鳥とおしゃべりしたり、小さな声で話したり、心臓の音をきいたり・・・子どもたちもはじめての「耳をひらく体験」に、とても集中して参加してくれました。

静かな場が好きな子、大きな音が苦手な子、「学校の音楽」が得意な子、苦手な子。。「いつも元気!」が正解ではない多様性を認め受け入れるコミュニティの雰囲気や、「きく」という行為そのものの大切さに気づけるような、ゲームやお話を通しながらの「ちょっとだけ哲学的な」時間をお届けしました。子どもたちの「耳」は未来の社会につながっている。「みんな違って当たり前」の意識、大切です。この静かなあそびの中での「きく」体験を、何年か後に、子どもたちが「ふと思い出して」くれるような瞬間があるといいなと思っています。

 

※今回は「定時開催/定員制」の告知が徹底されず、またWSの性質上、定員枠でお断りすることになってしまった方には大変申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。