聾CODA聴者②対話の時間(境界ワークショップ研究)

〇第2期の活動は現在Facebook専用ページで随時更新しています。
(2022年9月現在)



【第1期プロジェクト・レポート】2017年9月1日~2018年3月末日

◎2019アートミーツケア学会青空委員会公募プロジェクトに採択されました(8/31)

メンバー(第1期と同じ)
雫境(聾、身体)、米内山陽子(CODA、手話)、ササマユウコ(聴、サウンドスケープ)

●活動レポート①
考察の前に~聴者からの視点(ササマユウコ)掲載しました。(2018.4.25)

活動レポート②

 

メンバーの考察から(雫境、米内山陽子、ササマユウコ)掲載しました(2018.5.26)

●活動レポート③

 

参加者アンケート①」第1回境界リサーチ 2017年11月19日@アーツ千代田3331


メンバー

◎活動報告

聾/Movement/身体
聾/Movement/身体

●雫境/神津裕幸 (舞踏家・美術家)
舞踏家。1970年福岡県生まれ。2000年東京藝術大学大学院美術科博士後期課程修了。「濃淡」主宰。2016年映画『LISTEN リッスン』の共同監督、2018年カンパニーデラシネラほか舞台出演、海外公演、舞踏ワークショップも多数。美術家/神津裕幸としての作品も発表している。

CODA/Sign  Language/言葉
CODA/Sign Language/言葉

●米内山陽子 (劇作家・演出家・舞台手話通訳)  
劇作家・舞台手話通訳。1993年から俳優として活動。2012年に演劇ユニット「チタキヨ」を旗揚げ。Jenny Sealey演出「R&J」(彩の国さいたま劇場)で日本語手話コーディネーター兼俳優として出演。聴者/聾者の境界を越えた舞台『残夏1945』脚本(2017年再演)。2019年ハートネットTV(Eテレ)で舞台手話通訳の仕事が紹介される。

 

聴/Soundscape/音
聴/Soundscape/音

●ササマユウコ (音楽家・芸術教育デザイン室CONNET/コネクト代表)
音楽家。1964年東京生まれ、東日本大震災を機にサウンドスケープを「耳の哲学」として世界のウチとソトを思考実験中。オルタナティブな知を探る「芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト」代表。2012年からアートミーツケア学会会員。2017年に続き、青空委員会公募プロジェクト「聾CODA聴」企画。

協力メンバー:『LISTEN リッスン』監督の牧原依里さん

【ステイトメント】


①言語/非言語対話の可能性をワークショップやトークセッションから実践的に探る。

②聾者・聴者が共に集う「場」を、芸術活動の延長として試みる。

③多様性社会やケアの現場に不可欠な「非言語コミュニケーション」の力を深める。


聾CODA聴「対話の時間③」オンライン開催しました。(2020年5月27日)

メンバー:

雫境(聾・舞踏家)

米内山陽子(CODA・手話・劇作家)

ササマユウコ(聴・サウンドスケープ)

速報はこちらをご覧ください

3月30日実施予定が都の自粛要請で延期となったことを受け、5月27日メンバー間の対話を実験しました。聾CODA聴、手話、筆談、音声言語が共存するオンライン対話の可能性を含め、3月から二か月間の自粛生活、舞台芸術をめぐる現状などを話し合いました。


◎第3回「対話の時間 時間と空間」

3月30日(月)@新宿区若松区民センター(ホール) 延期になりました。
www.facebook.com/Deaf.Coda.Hearing

 

対話の時間②「時間と空間」

 音のある|ない世界の「時間」や「空間」を行ったり来たりします。

 

メンバー:雫境、米内山陽子、ササマユウコ

協力・田中結夏さん(手話通訳)、渡邉侑紀さん(記録撮影)


第2回研究会『対話の時間』2019年12月27日実施しました。

【第2回研究会】

実施考察

アナログ筆談について

実施報告

 

2019年12月27日(金)実施
14時~16時30分頃まで

定員12名
(満席⇒当日欠席2名)、

聾CODA聴メンバー

雫境(聾、身体)
米内山陽子(CODA、手話)
ササマユウコ(聴、サウンドスケープ)
記録協力:外崎純恵(弘前大学)
会場@アーツ千代田3331
『対話の時間』音のある|ない世界のあれこれ
 人と人を分かつ”境界”に集い、共に考えるための”頭の準備体操”も含めて、参加者の皆さんには聾CODA聴のメンバーが普段から筆談、手話、音声、非言語コミュニケーションを駆使して対話をする「輪」に入って頂きました。
 対話のテーマは「言葉にならないことを言葉にできるか?」。緊張感のあった空気がほぐれ、最後には音のある|ない世界を行き来しながらの楽しく深い「対話の時間」が生まれていきました。
※詳細は後日レポートいたします。第3回は3月に開催予定です。日程が決まり次第告知いたします。


第1回研究会 2019年9月9日実施

【第1回実施報告】
2019年9月9日(月)@アーツ千代田3331

第1回境界ワークショップ研究会を実施いたしました。朝方の台風一過の影響で大幅な内容変更がありましたが、その一連のプロセスも含めて聾聴のコレクティブを考える貴重な体験だったと思います。

詳細は
Facebook専用ページ(@Deaf.Coda.Hearing)

またはこちらのコネクト通信9月9日号をご覧ください。


【報告】2018年3月21日(春分の日)

第2回境界リサーチ「舞踏・サウンドスケープ・演劇の視点から’手’を考える」を実施しました

第1回「コトバ|音|カラダ~言葉のない身体WSとおしゃべり」の実施を踏まえて、今回はより大きな会場で実施しました。

 進行役それぞれの専門領域(舞踏・サウンドスケープ・演劇)を軸にした3つのワークと、その体験をふまえた「対話とふりかえり」を実施し、聾者・聴者に共通する「手」から様々な「内と外」を探っていきました。

※考察レポートや活動報告は追って、アートミーツケア学会誌等でも掲載していきます。


◎以下のFB専用ページでは、当日の写真や動画がご覧いただけます。
(撮影協力:牧原依里 映画『LISTEN リッスン』監督)
【Facebook専用ページ】  http://www.facebook.com/Deaf.Coda.Hearing/


2017年11月19日(日)

第1回境界リサーチ「コトバ|音|カラダ~言葉のない身体WSとおしゃべり」を実施しました。

 

 

前半は主に非言語での身体ワークショップを、後半は言語(日本語、手話、文字)によって人と人の間に引かれる「境界線」をリサーチしました。

第1回目の様子→


【第1期の課題と目的】カラダ|音|コトバの境界で対話する。

 

【前提】人と人の間にあるのは1本の線ではなく、グラデーション状の帯である。その曖昧な世界をこのプロジェクトでは「境界」と名づける。

「境界」とは何か?メンバーそれぞれの世界(聾・CODA・聴)を行き来しながら、芸術の身体感覚を通した言語・非言語対話から探る。聾者と聴者が共にある継続的な活動につなげるための準備プロジェクト。


濃淡の間・実験活動

〇第1回記録「言葉のない対話 nonverbal dialog」

雫境とササマユウコによる非言語対話の実験記録「言葉のない対話」はこちらからご覧いただけます。2時間ほどのディスカッションやワークショップを体験したあとで(手話通訳有)、それぞれの領域の方法論から境界を探り、非言語即興対話をおこなっています。

 動画はこちらでご覧いただけます→

 

(2017.6.10@濃淡の間 記録撮影:米内山陽子)