暑中お見舞いを兼ねて、去る8月7日に横浜の地域作業所〈喫茶カプカプ〉に遊びに行きました。『舞台芸術と福祉をつなぐファシリテーター養成講座』(神奈川県マグカル事業)から生まれたコーヒー&豆(小日山拓哉、若鍋久美子)のおふたりを納品し(笑)、ALS罹患中の新井英夫さん&板坂さん宅をオンラインでつなぐサプライズもあって、久しぶりにみんなで楽しい時間を過ごしました。あっという間に空気感が生まれる、長年培った阿吽の呼吸です。
春から新体制となったカプカプでは来月お祭りも控えていて、ここからまた新しい1年が始まります。コーヒー豆のおふたりは音楽と美術を横断する新しい世界を提供してくれるはずです。少しづつ、誰も無理することなく、遊びと芸術の実験の場が生まれていくといいなと思っています。どんぶらこ、どっこいしょ。
(ディレクション:ササマユウコ)
〇カプカプ・コレクティブ音チーム〈コーヒー&豆〉のご紹介
今回から〈音の場〉をご一緒する小日山拓也さん&若鍋久美子さんのご紹介です。マグカル講座から生まれたプロジェクトは、音楽と美術を自由に行き来する領域横断型の実験。おふたりの豊かな経験を活かし、新井一座のバトンを少しづつ受け渡しながら、コラボ&実験しながら、今後もカプカプの皆さんと楽しく遊んでいきます!どうぞよろしくお願いいたします。
小日山拓也(コーヒー)
美術家・音楽家。学生時代は油絵を学んだ。自作楽器を作り、いろいろな音楽を奏でて楽しんでいる。港区×慶應義塾大学が運営する「芝の家」をはじめ、コミュニティ、教育、福祉の場でも影絵や音楽のワークショップを実施。音まち千住の縁「だじゃれ音楽研究会」メンバー。
若鍋久美子(豆ちゃん)
打楽器奏者。東京芸術大学器楽科卒業。
クラシック音楽を中心とした演奏の他、『Coro do Picapau』のバンドメンバーとしても活動中。また作編曲、ダンサーとのコラボレーションや即興セッションなど幅広く探究している。
音やリズムであそぶワークショップも諸所で行い、多様な方々と表現を楽しみ交流している。
焙煎担当(ディレクター):
ササマユウコ(音楽家・芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト代表)
東日本大震災を機に、〈音楽、サウンドスケープ、社会福祉〉をテーマに実践と研究に携わる。カプカプ新井一座(新井英夫、板坂記代子、ササマユウコ)として2015年~2024年7月まで活動。アートミーツケア学会理事ほか。