2023/09/18
20年来の友人、荒木珠奈さん初の回顧展も後半に入りました。未見の方は是非おでかけください!実は我が家からも初期の小さな作品を出展しているのですが、この膨大な展示作品の中から、偶然それを写したダンサー新鋪美佳さんが「好きな作品」だと写真を送ってくれたのです。同じ世界に心惹かれる人の存在は嬉しいものですが、何よりこの偶然にはお互いびっくりしました。彼女が活動していたダンスユニットほうほう堂と珠奈さんには共通する世界観を感じていました。
2021/09/24
台風が心配されましたが、先週18日には無事に「東京芸術劇場共生社会セミナー もし世界中の人がろう者だったら、どんな形の音楽が生まれていた?」(登壇者:牧原依里、雫境、ササマユウコ)が開催されました。音のある/ない世界を越えて定員を超えた多くの皆さまにご参加頂けたこと、心より感謝申し上げます。オンライン画面には手話通訳、UDトーク(文字情報)も入り、コロナ以降に出現したオンラインの「時間と空間」に不慣れな私は、若いスタッフや牧原さんにもずいぶん助けて頂きました(まさに共生です)。 2016年の映画『LISTEN リッスン』公開時のトークをきっかけに、「音楽/オンガクを問う」お二人との対話の時間はもう5年も続いています。毎回話題に尽きないのは、おふたりが常に「音楽/オンガクとは何か」を真摯に考えているからですし、今回も2時間が足りないほど豊かな内容となりました。最後に参加者の皆さまからたくさんのご質問を頂きましたが、今回はその中で私(ササマユウコ)に頂いたものをまとめてこちらで回答しています。基本的に音のない世界に向けてのお話です。 「目できく、耳でみる」知覚の捉え直しや、「サウンドスケープ」と名付けられた響き合う世界との関わりは、言葉だけではなかなか説明が難しいものです。本文最後にご紹介した「東京アートにエールを!」公開の映像作品「空耳散歩 LISTEN THINK IMAGINE」も、是非あわせてご覧頂けましたら幸いです。 また他の質問につきましても「音楽」の根本を問う興味深い内容が多かったので、あらためて考え別途記していきたいと思っています。引き続き、ご注目頂けましたら幸いです。
2019/09/28
◎【ゆる募】7月の夏編からあっという間に秋編のご案内です。J・ケージは著書『サイレンス』の最後に「キノコに熱中することによって、音楽について多くを学ぶことができる」と述べていますが、それは凝縮された「きのこの時間」を知ることに他ならないと感じています。この空耳図書館では音楽に美術の視点を加えて、都会の森のきのこを「みる・きく・考える」時間を過ごします。自主事業です。 ※参加者には小日山拓也特製きのこ標本&イラスト栞を差し上げます。 日時:2019年10月26日(土)10時から13時@新宿御苑 参加費:無料(別途入園料500円) 【案内人】 ・小日山拓也(美術) きのこ愛好家。芝の家・音あそび実験室、北千住だじゃれ音楽研究会メンバー。東京藝術大学油絵科卒。 ・ササマユウコ(音楽) サウンドスケープを「耳の哲学」に世界のウチとソトを思考実験中。CONNECT代表。 主催/お問合せ 芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト tegami.connect@gmail.com http://www.coconnect.jimdo.com ◎お申込みの詳細:Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/2999486976791646/
2019/09/11
昨日は台風接近に伴う開催検討から始まり、交通機関の大乱れで遅刻(ササマ)、息子発熱による手話通訳欠席(米内山)、ひとり対応で急遽内容変更(雫境)と、コレクティブの研究材料としては初回からてんこ盛りで、結局4時間半に及ぶ濃密な聾聴の対話の時間となりました。朝は参加者キャンセル相次ぎ開催も迷いましたが、貴重なご意見を頂いたり、通訳までして頂いた参加者の皆さまには心より感謝いたします。 今日の膨大なトピックをいちど整理し、今期活動の"境界のかたち"を引き続き探っていきたいと思います。後半はイメージが果てしなく広がったハードコアな哲学カフェのようでした。 印象的なキーワードは「表現とは何か」「言葉の居場所」「五感+」「異文化理解」「リズム」「日本手話と日本語」「ろう学校と音楽/表現教育」あたりです。気になった方はぜひ次回をご注目ください。 ・・・・ 以下、荒天(前後)時の開催について、今後の"中止判断基準"です。 (メンバー間のディスカッションと実感より)。 ①施設管理者の判断だけを頼りにしない ②暴風雨(警報の有無より体感優先) ③40度近い高温(フェーン現象) ④オフィス街を歩くのに危険な強風(体感) ⑤交通機関の大幅な乱れ、運休 ⑥子どもの臨時休校、体調不良(本人も) とにかく自然に逆らわず、聾聴の身体感覚を共有しながら臨機応変に対応します。今回、事前のメンバー間ディスカッションや協力連携は万全でしたが、当日の交通機関が大幅に乱れて進行役(筆者)の遅刻、手話通訳の急遽不在と、不可抗力とはいえ会の内容や時間配分に大幅な変更が生じました。アーティストによるオルタナティブな研究会で「時間」や事前準備をどう捉えるかは難しい問題ですが(即興性の妙があるので)、日本語、日本手話、筆談が飛び交う中、とにかくあっという間に時間が経ってしまいます。今回の参加者の皆様は非常に好意的でしたが、これは今後の課題となりました。哲学対話のルールを緩やかに導入する等も検討したいと思います。 このプロジェクトは昨年夏に開催した即興カフェ「言葉のない対話」コラボ企画でも思いましたが、非言語コミュニケーションの方が"話が早い"。しかしその境界にあえて言葉を置き、「考える」という試みから見えてくるのが実は社会の問題だったりもします。「言葉」は「きこえる/きこえない」を越えて人をつなぐのか、もしくは分断するのか。非言語に昇華するまで引き続き考えてみたいと思います。なぜなら、この社会は言葉で出来ているからです。 台風一過、まずは無事に第1回を開催できましたことご報告いたします。 文責:ササマユウコ 2019アートミーツケア学会青空委員会公募プロジェクト ◎第1回聾CODA聴② きこえない/きこえるワークショップ研究会 ・実施日2019年9月9日 14時〜18時30分 ・プロジェクトメンバー: 雫境(聾、身体、美術)、 ササマユウコ(聴、サウンドスケープ思考) 米内山陽子(CODA、舞台手話通訳) ※急遽欠席 ・会場:アーツ千代田3331
2019/09/07
コネクトのワークショップ特設ページで展開してしていた路上観察学会分科会の活動報告を、2019年9月以降はリーダー鈴木健介主宰のスズキセノアーツ内で展開していくことになりました。2014年からの活動も転載していますので、今後の活動と併せてご覧ください。...
2019/09/02
このたび2019年アートミーツケア学会青空委員会公募プロジェクトに採択されました。
2019/09/01
10月10日現在【台風19号関連】今回の主催はユニコムプラザさがみはら(相模原市立市民・大学交流センター)です。当日の実施可否につきましてはユニコム、またこれを受けてコネクトFB,ホームページでも告知いたします。尚、「万が一、中止の場合は」お申し込み時の緊急連絡先に各自ご連絡を入れます。哲学カフェはコネクト主催に切り替えて後日実施の予定です。引き続き、台風動向ご注目ください。 ◎企画・お問合せ芸術教育デザイン室CONNECT/コネクト tegami.connect@gmail.com (ササマ)
2017/09/26
昨日は地域のコミュニティでささやかに素敵に開催されている「ニチヨウツキイチ」に立ち寄りながら、映画『LISTEN』で出会った聾のアーティスト諸星春那さんの個展『DEAF HOOD+~そう遠くはない未来~in the near...
2017/09/01
〇イベント情報等を告知していきます。どうぞご注目ください(画像をクリック) 助成:アートミーツケア学会青空委員会