4月2日には相模女子大学グリーンホール/多目的ホールで、210回目のアンデルセンのお誕生日にちなんだ「ハッピーバースデー!アンデルセン!」(小学生向けダンスワークショップ)を開催しました。貧しい靴職人の子どもとして生まれたアンデルセンはダンサーやオペラ歌手になることを夢見て14歳で家を出ます。舞台で有名になる夢はかないませんでしたが、助けてくれる人や素敵な旅から世界中で愛される物語を生み出したアンデルセンは生涯劇場を愛しました。
子どもたちは、開場中のロビーでアンデルセンについてすこし学び、橋本知久さんに劇場(非日常)の世界へと導かれていきます。最初のデモンストレーション「赤い靴」では、外山晴菜さんのコンテンポラリーダンスと橋本さんの生演奏で、アンデルセン物語に潜む「怖さ」を体験してもらいました。この「赤い靴」の少女も、自伝のエピソードからアンデルセンの分身と考えたからです。子どもたちは少しびっくりした様子でしたが、その「びっくり」こそが舞台芸術の醍醐味であることを無意識に感じ取ってもらえたら嬉しいです。その後は全員でステージにあがり「観客」から「出演者」へと視点を変え、身体を思いきり動かして遊びました。たくさん笑ってカラダを使うと、ココロも軽く楽しくなるから不思議ですね。
本の世界と舞台芸術をつなぐワークショップ「空耳図書館」は今後も外山さん、橋本さんと共に続きます。
当日の様子は、こちらの活動アルバムでもご覧いただけます。